来日記念盤

mixiにも上がってましたが、来日記念盤ということでジョージィのアルバムが2枚とベン・シドランの紙ジャケが大量に再発されるみたいですね。
Poet in New York

Poet in New York、初の日本盤発売は快挙ですね。これは2000年にジョージィがジャズ・ヴォーカリストとして出したアルバムで、なめらかなピアノが心地いいジョージィ作の"Tuned in to you"から始まって、ご贔屓のチェットやホレス・シルヴァー、タド・ダメロンのナンバー等、オリジナルの歌詞やアドリブも交えたヴォーカルを満喫できるいいセレクト。余裕とリラックス感があって初期とは違う夜の匂いがします。紙ジャケ制覇した方にはぜひお勧めしたい1枚です。

あと、ジャケが珍しくいいんですよ。これまでのジャケを見るとジョージィ・フェイムという人がデザインに拘らないタイプなのはそこかしこに伺えるのですが(AnthologyやCharleston辺り実に適当〜な感じだしThat's What Friends Are Forの破壊力も凄いですよ。Charlestonって地味だけど味のある小品が揃ったいいアルバムなんだけどね。勿体ないわ)、このPoet in New York、ジャケ表面はスタジオ一発取りの一瞬を切り取ったような緊張感あるいい写真。黒とブルーのストライプが基調になってるのもスマートでいい感じ。同時発売のベスト盤もこの位の・・・・と思ったら、ジャケがナルディスのサイトにアップされてた。ちょっと野暮ったいと言うか...なんか微妙だなこりゃ...orz 

えー、何はともあれこのPoet in再発、ここ数年の中では特に完成度が高いアルバムだと思っていたのでホントよかった。来日記念としてはいいチョイスだと思う。これでライブ曲なんかのボートラが豪勢に付くなら、また買っても良かったんだけどな。それが唯一惜しいか。【y】